2007年6月27日水曜日

運動による体重減は脱水症状

運動施設で、運動の前後に体重を測定する光景をよく見かけます。これは体調管理上で必要なことですが、運動後の体重減少の大半は水分の影響です。

ちなみに、運動によるエネルギー消費を算出すると次のようになります。1回のマラソン後、体重は3~5Kg減少しますが、このうち脂肪の消費量は0.3Kg程度でしかありません。マラソンは、エネルギーを3000~4000キロカロリー消費しますが、脂肪1Kgは約7000キロカロリーもの大きなエネルギー量を蓄えているのです。

また、運動中は糖質と脂肪の両方がエネルギー基質として利用されているので、脂肪を1Kg減少させるにはマラソンを4回程度走らなければならない計算になります。しかし、1時間のジョギングでも汗は十分かき、体重は明らかに減少します。体重の増減ばかりに目を奪われずに、熱中症にも注意して、しっかり水分補給を心がけてください。

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